東北関東大震災に寄せて




















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今回の震災で、見かけた記事を元にマンガを描きました。
震災発生後、あまりに悲しいニュースが雪崩のように入ってきましたが、
下に添付した記事を見つけて、その文章をもとに、何か伝えなければいけないと思うようになりました。
震災で亡くなった人、行方不明の人、2万に届くかという数ですが、その犠牲者一人ひとりが
私たちと同様に人生の物語を持ち、亡くなる瞬間、引き裂かれんばかりの願いを天に託したのだと思います。
このマンガでは、最後のコマに、お母さんのセリフが入る予定でした。「お母さん、さとしを守ってくれてありがとう」
でも、多分、本当の遺族のお母さんは、こんなこと言えないと思いました。
感動する話で終わらせることもできましたが本当の遺族の皆さんにとってはこれからも背負わなければいけない
悲しさの記憶です。
それを忘れず、私はできるかたちで後方支援をしたいと思ってます。
とりあえず、今の私に出来るのは日々のお小遣いから募金をするだけです。

犠牲者のご冥福を心からお祈りします。

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このマンガを含め、震災の被害にあった人々の個々人の物語
に焦点当てた短編8つが収録された本が
9月10日、扶桑社から出版されます。
いつか菜の花畑で~東日本大震災をわすれない~
楽天ページ
アマゾンページ
(9月10日朝現在、アマゾンページでは在庫無しと表示されていますが、
つい先日追加補充をしたので間もなく在庫復活する筈です)

このマンガは、アップしてからというものtwitterなどを通じ、
多くの方に読んでもらえた訳ですが、その内の一人が扶桑社の書籍編集者の方でした。
とても熱意のあるメールを頂き、実際お会いした時震災に対する思いが一緒でしたので
書籍化する決心がついたのです。

編集者の方と私の思いはただひとつだけです、
せめて私たちは忘れないようにしよう

この思いで、
短編マンガを8編かきあげました。

私の印税は全額東北に寄付されます。

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もう一つ、「いつか、菜の花畑で」のサンプルマンガをあげています。
震災孤児になった女子中学生の話です。
こちらもあわせてご覧下さい。
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↓以下参考記事
東日本大震災:2遺体発見…祖母、最後まで孫抱き 岩手

津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市田老で14日、倒壊した家屋の中から祖母と孫で3歳の男の子の遺体が発見された。現地入りした記者は、その様子を見ていた。祖母は孫をしっかりと抱きしめたまま亡くなっており、最後まで孫を守り抜こうとしていた。

倒壊した家屋は津波に押し流され、元の場所から数百メートル離れた場所で見つかった。線路が上にあった。家族や親類らは午前中から、がれきの撤去を始めたという。ブルドーザーや手作業で柱などを一つ一つ取り除いていった。電動ノコギリを使って、流れついた街路樹なども切った。

2人が発見されたのは午後2時を過ぎてからだった。折り重なるように倒れており、祖母が孫を両手で抱きかかえていた。

その瞬間、撤去作業の様子を食い入るように見つめていた20代の男児の母親はその場に崩れ落ち、家族や親類らと抱き合って号泣し続けた。

母親は「おばあちゃんは私が仕事の時、いつも息子の面倒を見てくれていた。2人が一緒に見つかって本当に良かった」と涙をぬぐい「でもやっぱり死に顔は見られなかった。まだ生きていると信じている自分がいるから」と声を詰まらせた。


http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110315k0000m040069000c.html

コメント / トラックバック 12 件

  1. 有末那智 より:

    こんにちは。
    あの日、気仙沼や岩手の沿岸部を襲った津波。
    その津波の速さは、想像以上に早かったです。
    10分かからずに海沿いの市街地を飲み込みました・・・。

    あまりにも・・・早すぎました。

    私の所でも、30分かかっていませんでした。

  2. みすこそ より:

    那智さん!!!
    大丈夫ですか?
    私、那智さんがお住まいの場所わからないのですが、
    もしかして津波で被災されましたか!?
    何か必要であればおっしゃってください、
    メールアドレスあげときますので連絡ください!
    misukoso@gmail.com
    数年前に仙台でずんだもち頂いた恩を返すチャンスじゃ!

  3. にゃも より:

    twitter経由で見に来て号泣しました。
    テレビを見ていて辛くなるのは多々ありましたがこんなに涙が出てきたのは初めてです。
    このような一人一人の物語が2万件もあると思うと…。

  4. 馬頭 より:

    阪神大震災の時にこの漫画と煮たような経験しました、
    崩れたアパートから母子3名の救助を待つ声、そして救出作業で鉄板一枚隔てたところからの子供の声は今でも忘れられません
    カッターで鉄板を切った時には子供二人は息絶え、救助された母親も後に亡くなられました。
    無力さと悲しみに今もあの日の出来事は忘れられずにいます、
    変れるものなら私が子供の変わりに死んでもいいとさえ考えました
    しかしそれは出来ない話、生き残った私は亡くなった方の分まで生きて
    私たちの経験を次の震災で活かしたいと活動しています。
    テレビなどではあまり報道されませんが自衛隊は日夜災害現場で頑張っている事を理解していただきたい事を含め書かせていただきました。

    元自衛官であり阪神大震災の被災者でもある私だから言えることですが。

  5. JoJo より:

    胸が痛くて、かなわないです・・・
    自分にも同じ年の子どもがいるので・・・

  6. りかこ より:

    こんにちは。アメリカ、テネシー州で震災支援活動をしている者です。
    日々震災のニュースに心を寄せていますが、この漫画、新聞の記事よりもすごく胸に響きました。
    漫画で表された行為がすばらしいと思います。

    お願いがあるのですが、みすこそさんのこの漫画を英訳してこの地で配ることを許可頂きたいのですが、
    いかがでしょうか。日本語のすぐそばに英文を組み入れるというような加工を考えていますが、
    許可頂ければ幸いです。

    どうぞよろしくおねがいします。

  7. りかこ より:

    みすこそさん、
    英語版ですがこちらにアップロードしました。
    http://www.facebook.com/media/set/?set=a.217830491577038.71158.205517199475034&l=9962ea2707

    こちらはPDF versionです。
    https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=explorer&chrome=true&srcid=0B09wxb_PnBGvMjI5ODcyMDMtZTdlNi00YzU2LTkzOTAtNzgyZGM5YWU0ZGE3&hl=en

    快く翻訳の許可頂き、本当にどうもありがとうございました。
    震災発生からもうじき2カ月が過ぎ、これからどんどん忘れられてしまうことも多いかと思いますが、
    この漫画の伝える力が、こちらの人々にもきっと強く響いていくと思います。
    修正のご要望がありましたらメール下さい。

  8. 長期支援の必要性についての周知 #3 « What did you do in the U.S.? より:

    [...] 東北関東大震災に寄せて [...]

  9. みすこそ!» ブログアーカイブ » 大槌町にいってきたよ・その4 より:

    [...] 3月に更新した、震災関連の話は 多くの方に読んでもらえた訳ですが、その内の一人が扶桑社の書籍編集者の方でした。 とても熱意のあるメールを頂き、実際お会いした時震災に対する思いが一緒でしたので 書籍化する決心がついたのです。 [...]

  10. みすこそ!» ブログアーカイブ » 菜の花本サンプル より:

    [...] おばあちゃんと孫の話も、菜の花本に収録されています。 こちらも本文サンプルとしてご覧下さい。 [...]

  11. みすこそ!» ブログアーカイブ » 佐々木俊尚に恩を仇で返してみよう より:

    [...] はじまりは、このマンガを、佐々木俊尚さんがtwitterで取り上げて下さった瞬間でした。 彼のツイートが契機となり、このマンガは大変多くの人の目に触れられることとなりました。 その中の一人が、扶桑社書籍編集部の大久保さんです。 [...]

  12. 感動しました。 より:

    想像をここまで形にして追悼する才能は、僕にはないです。
    きっと、今回の震災ではこういうことは一杯あったんでしょうね。
    亡くなられた方のご冥福を祈ります。

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