大槌町にいってきたよ・その6

もしも、御自分が親だったら、自分の子の通学帽って、
ずっと保存したいですよね?
私だったら保存したいです。
友人のお母さんもそうでしたし、私の母もそうでした。

そりゃ、数年に一度もみるようなものじゃないですけど、
例えば娘が結婚するときに家の整理してたら、小さい頃
被ってた通学帽とかでてきて、
あんなに小さかったのに
って実感する、通学帽って、そういう「過去思い出すために残すもの」ですよね。

昔を思い出させるための装置が通学帽なのだとしたら、
それをなくしたお母さんはいつ、昔のこどもを思い出せるのかな
・・・と想像してしまったのでした

場所やモノというのは思い出の蓄積です。その全てを一瞬で流された人が
いるんですよね。

自分も過去、六ヶ月間の記憶を事故で失った経験があるので、
思い出が無くなる辛さが、それこそ「思い出された」出来事です。

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