殺害事件遺族の話

光市母子殺害事件被告人死刑確定の報がでましたね。

私の叔父は殺害事件の被害者です。
姉や私が生まれる前に友人であったとされる男に殺されました。
殺害事件遺族である父や祖母を間近に見てきた身として
ひとつだけ伝えたい事がありマンガにします


ここで死刑制度について語るつもりはありません。
ただ、遺族は、加害者が生きているというただその一点の事実によって、
大きな絶望を強いられているということを知って欲しかったのです。

愛する人が不条理に殺され、その加害者が社会の中で生きている
という事実はそれだけで大きな絶望を与えるのだと
知って欲しかった。

いつも実家に帰ると父の書斎机の上に他界した叔父の
写真が飾られてあります。
とてもいい顔立ちをした青年です。
本の虫だった父とは正反対で外で遊ぶことを好み、
考古学が趣味であり、
どんな人でも受け入れることができる大らかな心を持った
人間だったそうです。

それをきいたとき、どんな声でしゃべり、
どんな仕草をするのか知りもしない叔父を思って涙がでました。
殺される理由がひとつも見当たらない人をなくす不条理、
それをかいまみた気がしたのです

コメント / トラックバック 13 件

  1. みすこそ!» ブログアーカイブ » 殺害事件遺族の話 | WordBuff.in より:

    [...] みすこそ!» ブログアーカイブ » 殺害事件遺族の話: みすこそ!» ブログアーカイブ » 殺害事件遺族の話 [...]

  2. みわいど。 より:

    被害者と加害者。この2つの相対する存在の重さを、改めて思い、被害者の心を垣間見た思いがしました。
    被害者の家族の絶望と、加害者の家族の絶望。どちらも一生忘れる事は出来ないでしょう。
    ただ、現法律は加害者寄りの法であり、被害者に寄り添った法ではない。
    そう感じていた中、今回の死刑確定で、私はほっとしたのです。
    被害者とその家族の人権や、名誉を重んじた刑罰であると。
    『被害者は二度絶望する』。
    この真なる思いを忘れないでいようと思います。

  3. E_T より:

    こんにちは・・殺害事件遺族の話読みました
    おばあ様やお父様の気持ちを考えたら・・・絶望と涙しかでてきませんでした。。

    私は身内ではないのですが・・・13年前に友を・・友人を亡くしました

    命を奪われたんです・・・ストーカーの手によって
    犯人は捕まらず・・・自ら命を絶ったと・・・

    警察がもっと早く動いてくれてたらと・・・今も悔しくて、、、

    昨日・・光市母子殺害事件被告人死刑確定のニュースをみて
    友人も今年で・・・命を奪われて13年目なのです

    ただ・・月日がゆるゆると過ぎて気が付いたら13年も経っていました
    友人を奪われた悲しみそれだけは月日が流れてもかわらないです・・

    ましてや・・・犯人が生きて出所してきたご家族の皆様ははもっと・・・・・・
    もし・・友人を殺した奴が・・・生きてこの世にいたら
    きっと私たちは・・・同じような絶望感を味わったとおもいます

    今も・・これからも・・一生忘れずに生きていくんだと・・・・

    法の裁きではなく・・自ら命を絶った犯人・・
    もう生きていなくとも・・憎しみは消えません。。

    ここにも一人同じ気持ちになった人間がいたことを・・・・

    ながながと申し訳ありません。。。

  4. kyouko より:

    内容をみて何とも言えない気持ちになります。
    お父様の気持ち胸に秘めているものの大きさを感じます。
    人の命の大切さを感じます。加害者の家族も同じようにつらい気持ちもあるのだと思います。
    ただ家族の命を殺めた方が生きているというのは辛いですね。
    あやまってもらっても亡くなった命はかえって来ないのだから・・・

  5. tero より:

    はじめまして。私の祖父は、一家を惨殺されました。養母との折り合いが悪く、家にほとんど寄りつかなかった祖父に嫌疑がかかり、ひどい尋問を受けたそうです。幸い、1人だけ、一命を取り留めた妹の証言で、祖父の潔白が証明されました。祖父の妹はこの事件で、片目を失いました。犯人は近くに住む精神異常者で、裁判にすらなりませんでした。

    状況も時代も違うのですが、お話を読んでいて祖父のことを思い出してしまいました。この話は母からの伝聞で、祖父の口から語れたことは一度もありません。

  6. べき子 より:

    はじめまして、アルファモザイクさんからきました。
    読んでいてとてもやり切れない気持ちが伝わってきて
    「もし自分が・・・」とも考えてしまいました。

    大なり小なり、「罪を犯して人様の人生に干渉する」ということがどれだけのものか・・・

  7. RU より:

    事故とか、病気とか、それならまだ100000歩以上譲ってやっと許せるか許せないかギリギリだけど

    自分の為に、自分さえよければ他の奴の命などどうでもいい、そんな奴に生きる時間や感情を奪われる
    当然奪われた本人だけではなく、親族、親友、友人、職場の人、周りにいる全ての絆も根こそぎ斬られる

    裁判や鉄格子の中で【うわべだけの反省】をしていれば12年もすればまた、世の中に解き放たれる

    そんなのが離れてはおりますが同じ街におります。のうのうと鉄格子の中に入る前の生活をしています。

    負の感情しか湧いて来ませんよ

  8. a より:

    じゃあ早く”あだうち”してきてください。
    法律で定められた刑期以上に必要なものがあるのでしょうか?
    あだうちの際には自分は加害者のほうを全力で守ります。

    日本を出て行く出て行くと言って実際には日本にとどまる企業の発言のようなはったりはいらないので
    ぜひあだうちしてください。
    はっきり言って「怒り」を「小出しにする」あなたのような方がいると非常に生きにくいです。

  9. つしま より:

    某まとめサイトから流れてきました。
    非常に考えさせられました。
    大切な家族が理不尽に命を奪われる恐ろしさ。悲しさ。
    テレビのあの事件からゴミ捨てだろうと家族を残して家を出る時に、事件の事が思い出され必ずカギをかけます。
    もし自分が被害者遺族になったら。司法が裁けなかったら。などとと答えの無い空想にふけります。
    あなたのお父様はきっと強い人なのでしょう。あってはならない有事に深い深い思いを抱くことが出来ました。

  10. より:

    犯人の父親は、妻子への暴力が日常茶飯事だった。
    団地住まいであるため泣き叫ぶ声などから近所中に知られていた。
    幼い息子の目の前でその母親を執拗に殴り、怯える息子も見かねて止めに入ると今度は息子をぶちのめしたうえ風呂場へ引きずって行き水の入った浴槽に頭を突っ込み押さえつけるなど壮絶を極めた。母親の前に立ちはだかってかばったために、ぶん殴られて失神したこともあった。
     耐えかねた母親は自殺し、首を吊って脱力し糞尿を垂れ流してぶら下がる母親の無惨な姿を見ながら11歳の息子は泣きじゃくっていた。
    そのあたりから普段の言動に異常さが表れてきて、近所で「あの子はおかしい」「かわいそうだ」「父親があれでは」というような噂がささやかれていたところ最悪の事態となり、こうなる前になんとかしてやれなかったかと悔やまれていることが地元紙で報じられたことがある。
     こんな状態だから、少年はいつもおどおどしていて、学校ではいじめに遭い、あいかわらず父親の暴力は続き、高校生のときには鼓膜を破られた。
    最後の暴力は、あの忌まわしい事件を起こしてしまう前々日であった。つまり、逮捕されてやっと父親の虐待から解放されたのだ。

    これは元少年の生い立ちです。
    被告の地元で報じられたものです。
    あなたの叔父さんの事件は本当に残念だと思うし。被害者遺族には十分なケアがこの国では出来ていないと思います。
    しかし、その事件と光市の事件はまた別に分けて考えてほしいです。
    被告は正直、虐待の影響で軽い障害を背負って生きてきたんだっと思います。
    だからと言ってこのような事件を起こしていいわけではありませんし、それ相応の刑を受けるべきだと思いますが、
    この生い立ちを知ってから、元少年を死刑にしてすべてが解決したと自分はどうしても思えません。
    自分は被害者の本村さんにも同情しますが、元少年にも同じくらい同情します。
    自分が言いたいのは「加害者=悪」という単純な図式を国民が変えていかないと、こういう事件は決して減らないと思います。
    自分は元少年にもう一度チャンスを与えてほしかったです。それは正義とかではなく、社会のあり方の話だと思います。

  11. 松戸みゆき より:

    ツイッターからブログにたどり着きました。
    とても深く重い内容に、軽々しい事は言えませんが
    私のブログの中で引用させていただいてもよろしいですか?
    批判的な文章にはしようもありませんが
    やはり勝手に使う事もはばかられてコメントにいれた次第です。

  12. 内藤 ホライゾン より:

    私もあなたのお父様と同じように3年前弟を強盗殺人によってなくしました。
    加害者8人は全員捕まり、刑務所で服役中です。

    やっと、民事訴訟で損害賠償の手続きをできるところまでこぎつけましたが
    損害賠償制度の壁で大きくつまづいています。

    まず、加害者は刑務所に20年~30年は居るので、賠償自体が行われない可能性が高いこと。
    そして、弁護士費用が400万以上。また、裁判自体にかかる費用も莫大な額になります。
    加害者1人に対し、3000万の賠償を課したいが、この2億4000万円の裁判を起こすのに掛かる印紙だけで74万円。
    民事として殺人の罰を与えられるのは、遺族しかいないのに、裁判を起こすだけでこれだけの負担を強いられるとは、、、。
    付帯私訴制度という刑事裁判で民事の手続きができる制度もありますが、そもそも複数犯が起こした犯罪に対応していない。

    去年、子を持ち親となりましたが、加害者らが出所したあとの不安が尽きません。

  13. misukoso より:

    様々なご意見どうもありがとうございます。
    父と同じような境遇の方がいらっしゃること自体を実感し、
    胸が締め付けられる思いがします。
    お一人お一人にコメントをしたい気持ちですが、個々のコメントが
    極めて重く、受け止めたと報告するだけで精一杯です。
    ウェブというオープンなメディアに、コメントをくださったその
    行動に感謝いたします。

    引用などもご自由にどうぞ。

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